mixtape(多田雅斗代表)は、クラウド型コンタクト管理サービス「formrun」の提供を開始した。会員登録や各種キャンペーンの応募、製品・サービスの問い合わせなどに使うウェブサイト上の入力フォームを、ITの知識がない人でも簡単に設置でき、かつフォームから入力された顧客情報の管理から顧客とのコミュニケーションまで、ワンストップでサポートするサービスだ。キャンペーン企画やイベント開催時に必要となるフォームの開発コストや導入までのリードタイムを削減するとともに、顧客情報の効率的な運用を支援する。mixtapeの共同創業者で事業統括責任者の堀辺憲氏は、「ビジネスサイドのユーザーが心地よく使うことができるツールに仕上げた」と自信をみせる。

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formrunのイメージ
 
 formrunの具体的な特徴は、まず、誰でも簡単にフォームを作成できる「クリエイター機能」を備えていること。用意されたテンプレートを選択して、必要なテキストを入力するだけで、ビジュアルにこだわったフォームを作成することができるという。堀辺氏は、「従来、入力フォームを作成するには、セキュリティを担保したり、収集したデータの活用を想定したうえでデータベースを設計するなどの技術的なセットアップが必要で、ビジネスの現場サイドがデザイナーやエンジニアに依頼してつくってもらう必要があった。現場がGoogleフォームを使って頑張ってつくってみるというパターンもあるが、これはトーン&マナーをウェブサイトの他のページと調和させることが難しく、結局コンバージョン率が下がってしまうという課題があった」と指摘する。formrunは、まさにそうした課題の解決に役立つサービスだという。

 フォームに入力されたデータは自動的にデータベース化され、住所・連絡先などのストック情報と、ステータス管理などのフロー情報の両方を効率的に管理するために、それぞれに最適化された管理画面を用意した。さらにメール機能も組み込み、データベース化された顧客情報を使い、formrun上で直接顧客にメールを送ることもできる。メール送受信の内容や履歴、顧客に関するメモ情報などは、タイムラインで表示され、顧客とのコミュニケーションの内容をチームで共有することもできる。

 formrunで作成したフォームは、項目ごとに入力値が正しいかを瞬時に判定したり、郵便番号を入力するだけで住所を自動的に保管するなどの「リアルタイム・バリデーション」機能も標準で備える。顧客のユーザビリティの面でも大きなメリットになりそうだ。

 このほか、運用中のフォームに1行コードを埋め込むだけでformrunによる管理が可能になる「コード型フォーム作成」機能なども搭載しているほか、フォームの雛形も20種類用意している。

 料金プランは「フリー」「スターター」「プロフェッショナル」の3種類で、フリーは文字どおり無料だが、個人での単発の利用を想定している。スターターは、フォーム数無制限、チームメンバー3人、ファイルし容量10GBまでで月額2980円。プロフェッショナルは、フォーム数無制限、チームメンバー10人、ファイルし容量30GBまでで月額9800円となっている。(本多和幸)