関電システムソリューションズ(KS-SOL、山元康裕社長)は、電力小売事業者向け顧客情報管理システム(CIS)「NISHIKI」高圧版に、相対契約の機能を追加した新バージョンを11月20日に発売した。

 2015年10月にリリースしたNISHIKIは、KS-SOLが関西電力の1300万軒の顧客を支えるシステムを半世紀にわたって開発・運用してきたノウハウ・知見を集約し、パッケージ化した電力小売事業者向けの顧客管理システム。16年4月の低圧分野の全面自由化以降、複数の新電力大手で安定稼働しているという。

 今年7月には、高圧需要家対応機能を搭載したバージョンをラインアップに加え、新たに高圧提供事業者3社での導入が決定している。今後、高圧の分野では需要家獲得の競争が激しくなることが予想され、戦略的営業交渉に即座に追従できるシステムとして、今回「相対契約の機能」を追加する。

 「相対契約」とは、需要家と小売事業者の間での個別単価契約(値引きなど)のこと。新バージョンでは、同じ料金メニューでも顧客ごと(需要家)に自由に単価を設定できる機能を付加した。これにより、短期間での戦略的営業交渉に対して、即座に追従できるようになる。今後は、パッケージ製品の提供だけでなく、小売事業者の事業効率化・高度化に役立つプランも検討している。