来年にはHTML5の対応力アップ

 超高速開発ツールとシステム連携基盤を提供するマジックソフトウェア・ジャパン(佐藤敏雄社長)のイスラエル本社、マジックソフトウェア・エンタープライゼズのウディ・エルテル社長が来日して週刊BCNの取材に応じた。同社のアプリケーション開発・実行プラットフォーム「Magic xpa Application Platform」がマイクロソフトの開発環境に対応するなど、今年から来年にかけての機能拡充などを明らかにした。

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イスラエル本社
ウディ・エルテル
社長

 日本法人のマジックソフトウェア・ジャパンは10月30日、Magic xpa Application Platformの新バージョン「Magic xpa 3.2」を発売した。同3.2ではとくに、「マイクロソフトの枠組みに入る」(エルテル社長)という通り、開発環境「Magic xpa Studio」を改善したほか、AndroidとiOSのモバイル機能を拡充するなど、大幅な改善をした。

 そのなかでのトピックとしては「マイクロソフトのVisual Studio をフォームデザイナとして採用した。よりビジュアルな開発環境になった」(エルテル社長)とし、モバイルプレビューで実際のデバイスでの表示を確認しながら画面を作成できるようになったという。また、「日本国内では、2019年以降に、アドビのHTML5対応を強化するバージョンにする」(同)と、Flash終了に備えた対策も講じる予定だ。

 一方の主力製品である基幹システム・クラウド連携プラットフォーム「Magic xpi Integration Platform」では、クラウド上にサービスを置き、月額課金制で利用できるマネージドサービスモデルを世界で展開することを計画している。また、「インテグレーションPaaSと呼んでいるクラウド・サービスも提供する」(エルテル社長)という見通しを明らかにした。

 マネージド・サービスについては、国内で双日システムズが同様の展開をしているが、いずれも国内展開は未定という。

 また、将来的には、「Magic xpaとxpiは、共通のプラットフォームにする」(エルテル社長)ことを表明。詳細は明らかにしていないが、より顧客の要件に応じた開発が可能になるという。Magic xpaは、日本市場だけでグローバルの45%を売り上げている。一方のMagic xpiは同6%であるため、エルテル社長は、「Magic xpiは、5年後に日本市場が最大になるだろう。今後は、日本市場を含め、xpiへの開発投資や人材投資を積極的に行う」と、xpiの伸びしろを期待している。

 エルテル社長は、「Magic xpaとxpiの両方を組み合わせたソリューション販売が増えている。日本市場の販売は、100%チャネル経由。パートナーの要望に応え活性化する」と話している。(谷畑良胤)