デザミス(清家浩二社長)とNTTテクノクロス(串間和彦社長)は12月13日、肉用種肥育牛の起立困難状態を検知するアルゴリズムを共同開発したと発表した。デザミスがもつ牛の行動モニタリングシステム「U-motion」に新機能として「起立困難牛検知アラート」を搭載し、12月末にサービス提供を開始する。

 U-motionは、加速度センサ・気圧センサ・位置検出センサなど複数のセンサで牛の行動をモニタリングするため、これまで技術的に難しかった横臥(横たわっている状態)・起立(立っている状態)などの姿勢を高精度で判定できるシステム。今回、収集した情報から、「起立困難な状態」であることを判断するアルゴリズムを新たに開発し、牛の行動モニタリングシステムとして世界で唯一、「起立困難」な状態の検知を実現した。

 起立困難牛検知アラートを活用した新サービスは、牛に装着したモーションセンサから得られた情報をクラウドデータベースに蓄積し、起立困難状態に陥った際の特徴的な行動をアルゴリズムが検知しEメールで担当者に通知するもの。同サービスを利用することで、起立困難牛を発見するために、夜間に実施している見回り作業を軽減できるほか、出荷間際の肥育牛の突然死による経済損失の減少を図ることができる。

 新サービスの価格は、U-motionの利用料に含まれており、月額約650円/頭(7年目以降は月額約314円/頭)となる。