自動運転技術を高度化

 中国のAIテクノロジー企業である商湯科技(センスタイム、徐立CEO)は、本田技研工業(ホンダ)の研究開発子会社である本田技術研究所(松本宜之社長)と5年間の共同研究開発契約を締結した。AI技術を活用して自動運転技術の高度化を目指す。

 商湯科技は、ディープラーニングを用いた画像認識を得意とするAIテクノロジー企業。画像認識の著名な競技会「ImageNet」で2015年度と16年度に優勝するなど、高度な技術をもつ。最近では、中国のAI企業に対する単独投資で過去最大の金額となる15億元(約255億円)の資金をアリババグループから調達し、国内外で話題となった。

 同社は中国の北京、深セン、香港に拠点を有するほか、自動運転や工業自動化といった注力分野の事業拡大に向けて京都・東京にも子会社を設けている。徐CEOは、「日本の業界に技術を提供していきたい」と意気込む。

 今回の共同研究開発では、商湯科技の移動体認識技術とホンダが有するシーン理解、リスク予測、行動計画といったAIアルゴリズムを融合し、複雑な交通状況の市街地で走行が可能な高度な自動運転技術を開発する。また、自動運転に加え、ロボティクス領域での共同研究開発も展開していく予定。(真鍋 武)