今後はエンドユーザーに拡大

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)のネットワーク部門、HPE Aruba事業統括本部がネットワーク技術者向けに最新動向や知識を共有するコミュニティ活動「Airheads Community」を6月に立ち上げて半年。順調に活動の成果が出ているという。

 Airheads Communityは、有線/無線ネットワーク、セキュリティ、モビリティのエンジニアを対象にしたコミュニティで、米国本社では10年ほど前から活動している。ネットワークエンジニアは日々、トラブルシューティングやネットワークの構築、提案など煩雑な業務に追われている。その負荷を軽減するための情報を提供している。
 
 日本市場では2017年6月にスタート。米国のノウハウを生かしながら、日本独自の取り組みを行ってきた。それがセミナー・トレーニングだ。セミナーは月1回勉強会を開催し、トレーニングでは実機に触れられるハンズオントレーニングを週1回、少人数制で実施している。とくに注力しているのがセミナーだ。
 
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12月14日に開催した「Airheads アカデミー in 東京」
 
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天野重敏
HPE Aruba事業統括本部
システムズ・エンジニアリング本部
パートナー・システムズ・
エンジニアリング部
部長

 天野重敏・HPE Aruba事業統括本部システムズ・エンジニアリング本部パートナー・システムズ・エンジニアリング部部長が「単なる製品紹介やトレンドとなっているキーワードを紹介するのではなく、われわれの経験やノウハウを踏まえて選別した情報を伝えている」と話すほど、提供する情報にはこだわりをもっている。そのこだわりについて天野部長は、「最先端のテクノロジー情報だけではなく、私自身もエンジニアだったので、本当に必要なリアリティのある情報を届けたい。よくあるトラブルは何か、いかに早くトラブルシュートするか、そのためのツールやヒントをしっかり届けたい」と語る。

 セミナーはAirheads Community設立後の8月から毎月開催しており、6か月で一区切りとなるようにカリキュラムを組み立てた。参加者は好きなカリキュラムのみ参加できるが、「連続して参加する方が多い」と天野部長が話すほど好評だ。参加者向けに実施しているアンケートも評価が高いという。なお、12月14日に開催した第5回目の「Airheads アカデミー in 東京」では、オンサイトで60人、リモートで46人の計106人が参加した。

 「セミナーはエンジニアのスキルの底上げを目的にしている。新たに業界に入ったばかりの方のスキルアップや、提案力、サポート力を強化できるような情報を提供する。今後はエンドユーザー向けのイベントを開催したい」と天野部長は抱負を語る。(山下彰子)