科大訊飛(iFLYTEK、劉慶峰 董事長)の2017年通期業績は、売上高が前年比64.3%増の54億5751万元、営業利益が同53.8%増の5億9049万元、純利益が同11.6%減の4億2795万だった。17年は中国でAIが新たな国家戦略に位置づけられたこともあり、大きく業績を伸ばした。

 主力のAI技術プラットフォーム「訊飛開放平台」で、科大訊飛は51万8000のパートナ-と協業。同社技術を組み込んだアプリケーション数は17年末で前年比80%増の40万となり、エンドユーザー総数は同93%増の17億6000万に達したという。また、17年は従来のスマートデバイスや家電、ロボットに加え、教育、司法、医療、スマートシティなどの業界でAI技術の応用に力を注いだ。

 科大訊飛は、音声認識を得意とする中国のAIテクノロジー企業。米マサチューセッツ工科大(MIT)刊行の専門誌が発表した2017年版の「世界で最もスマートな企業トップ50」では、世界6位に選出されている。昨年11月には、百度、アリババ、テンセントと並び、中国政府が掲げる「次世代AI発展計画」で第一弾となる国家認定のAIプラットフォーム企業に選出された。(真鍋 武)