NECは、データ分析を自動化するソフト開発会社「dotData(ドットデータ)」を米カリフォルニア州クパチーノ市に設立したと4月26日発表した。高度なデータサイエンティストが慢性的に不足するなかで、AIの一種である「予測分析自動化技術」によってデータ分析の作業を自動化する。新会社にはNEC史上最年少で主席研究員に抜擢された藤巻遼平氏がCEOに就任する。

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dotDataのCEOに就任予定の藤巻遼平・主席研究員

 dotDataは、熟練のデータサイエンティストが多大な時間を費やしているデータ分析の作業プロセスを大幅に圧縮するソフトを開発する。NECのAI技術「the WISE」の構成要素のひとつである「予測分析自動化技術」を中核技術と位置づけ、機械学習に入力可能なデータ形式に変換する作業や、特徴的なルール/パターンを抽出する作業を自動化。また、人間が想定し得なかった新しい知見を発見する効果も期待できるという。
 
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NECの藤川修・執行役員ビジネスイノベーションユニット担当

 CEOに就任する藤巻主席研究員は、「当社のソフトによって、誰でも高度なデータ分析が可能になり、データサイエンスの“民主化”が促進できる」と強調。NECの藤川修・執行役員ビジネスイノベーションユニット担当は、「人材や技術を外部へ切り出すことで、グローバルで戦えるビジネスを生み出す」として、新会社をシリコンバレーに近い場所に立ち上げる背景に言及した。dotDataでは、2022年に企業価値500億円を目指す。