NTTテクノクロス(串間和彦社長)は10月16日、ネットワーク分離環境でリアルタイムでのシステム間API連携を実現する「Crossway/データブリッジ Enterprise」を11月に発売すると発表した。税別価格はオープン。参考価格は最小構成で340万円から。

 NTTテクノクロスは、これまで「Crossway/データブリッジ」シリーズとして、ネットワークが分離された環境でも簡単に、そして安全にデータの受け渡しを実現する製品を提供してきた。今回のCrossway/データブリッジ Enterpriseでは、この技術を応用し、物理的な分離環境を保持したまま、システム間の連携を実現する。

 具体的には、一方のネットワークからの要求を受付サーバーから同製品を介して、他方のネットワークのシステムへ送信する。要求を受信したネットワークからの応答は、その逆のルートで要求を行ったシステムへ引き渡される。受付サーバーと同製品の間は、インターネットプロトコルを利用せずUSBケーブルを使って連携しているため、ウイルスが侵入することはない。

 データダイオードと異なりソフトウェアで一方向通信を実現しているため、ハードウェアは汎用のサーバー製品を利用する。これによって、データダイオードを導入するよりも、比較的安価に機密性の高いシステム間連携を実現できる。

 また、同製品のWebAPI連携機能を利用してシステム間の連携を行う場合、その連携内容は多岐におよぶ。このため、同製品を導入する企業のネットワーク分離環境を十分ヒアリングした上でそれぞれの用途に合わせた提案を行う方針。