NTTテクノクロス(串間和彦社長)は10月3日、業務で利用するシステムやサービスのIDの利用状況を確認・点検するソリューション「アカンサス」の新バージョンを2019年2月から提供すると発表した。税別価格は、年間サブスクリプションが105万円から。

 アカンサスは、正社員・協力会社・派遣社員などの「利用者」の情報と、業務で利用するシステムやサービスの「ID」の情報をそのまま読み込ませるだけで、整理と一元化を実施し、IDの利用者を特定する製品。これによりシステム管理者の煩雑なID利用状況の点検業務(ID棚卸業務)を軽減し、1カ月以上かかっていたID利用の棚卸を1週間で実現する。さらに、不適切なIDの点検を正確に行えるようになる。

 NTTテクノクロスでは、200社以上にID棚卸業務についてヒアリングした結果、従業員数の規模に関係なく、システム管理者が1システム当り1-3カ月かけてExcelで点検しているケースがほとんどであることが分かったという。利用者とID一覧の更新や整理、各部署からの質疑応対、確認結果の反映といった作業を全て人手で実施しており、本来の業務への大きな妨げになっていた。

 こうした背景を踏まえ、今回の新バージョンでは、ID棚卸業務の軽減と正確性向上を実現した。具体的には、管理方法が異なる従業員情報についても、それぞれの一覧を読み込むと、従業員ごとの更新有無を自動で判別し、データ内に重複する同一人物の候補を提示し、名寄せすることが可能となった。これにより、ID棚卸で最も負荷の高い従業員情報の整理・更新作業を大幅に軽減する。

 また、従業員一覧とID一覧に対して独自のルールで突合し、「利用者」「利用者の候補」「利用者不明」の3種類に自動で振り分ける。これにより、利用者が認識していないIDの存在について気づきを与えることができ、より厳格なID棚卸を実現する。

 さらに、ID棚卸業務で点検すべき「本来削除しなければならない退職者ID」や「異動による削除漏れID」の発見をサポートする。退職者が利用していたID一覧や、部署を異動した人が利用しているID一覧をレポートにまとめ、より正確なID棚卸業務を支援する。