中国浙江省の烏鎮で11月7日、「第5回世界インターネット大会」が開幕した。習近平国家主席は、開幕式に寄せた祝賀メッセージで「デジタル経済の発展を促進するために、サイバー空間のガバナンスを強化する必要がある」と呼びかけ、中国主導で国際的な枠組みづくりを進める考えを改めて示した。開催期間は9日まで。

世界インターネット大会の会場

 習主席は「デジタル経済の発展は加速し、全ての国の利益はより緊密に結びつき、世界経済の発展に新たな刺激を与えている」と説明し、「グローバルでサイバー空間のガバナンス体制をより公正で合理的な方向に推進することが急務だ」と訴えた。

 続いて登壇した中国共産党中央宣伝部の黄坤明部長も「ガバナンス体制の構築に向けて相互信頼を高め、管理を促進すべきだ」と主張。一方で、大規模な規制を敷く中国のサイバー空間については「主権尊重の原則を遵守する必要がある」と述べ、引き続き閉鎖的な環境を維持するとした。

 大会は、「相互信頼・共同統治を旨とするデジタル世界の創造―サイバー空間の運命共同体を手を携えてともに構築しよう」がテーマ。中国国営の新華社通信によると、76の国と地域から企業のトップら1500人が参加した。