中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は11月14日、2018年第3四半期(7~9月)の業績を発表した。売上高は前年同期比24%増の805億9500万元(約1兆3000億円)で、純利益は同比30%増の233億3000万元となった。

 4~6月の業績は13年ぶりの減益となったが、7~9月期は一転して増益になった。企業向け事業が好調で、中でもクラウドサービスの売上高は、前年同期比で倍増になった。ゲームの生中継のほか、金融や小売業界でシェアを拡大し、有料顧客数は前年から3桁の伸びになっているという。

 主力のオンライン広告事業の売上高は、前年同期比47%増の162億4700万元。SNSアプリ「微信(ウィーチャット)」上で、ユーザーが近況などを投稿できる「モーメンツ」や、企業などが提供する別のアプリを利用できる「ミニプログラム」での広告が大きく伸びた。

 一方、ゲーム事業の売上高は、前年同期比4%減の258億1000万元だった。若年者の依存を防ぐため、モバイル端末向け新作ゲームの審査を中国当局が停止していることなどが影響したとみられる。全体の売上高に占めるゲーム事業の売上高の割合は、17年3月の41%から32%に減少した。