横河レンタ・リース(金川裕一社長)は、Windows 10を利用する企業向けにプロビジョニングパッケージ運用サービス「Simplit プロビジョニング」の提供を開始した。税別価格は、基本料金が年36万円、1パッケージ当たり年60万円。2021年までに260社の導入と4億円の売り上げを目指す。

 Simplit プロビジョニングは、Windows 10の運用を支援するサービスで、プロビジョニングパッケージの作成からWindows 10のバージョンアップにあわせた更新、再作成までを行う。

 Windows 10は、半年ごとに大型のアップデートが提供される。従来主流であったクローニングなどの手法で大量のPCを運用・展開すると半年ごとにマスターイメージを作り直す必要がある。さらに、マスターイメージはクライアントPCの機種ごとに作成する必要があるため、機種が多ければ多いほど、IT管理者の負担が増加する。

 こうした運用負荷を軽減するため、マイクロソフトは機種に依存しないプロビジョニングパッケージ機能を提供しているが、インストール完了までに時間がかかるほか、最新のWindows 10とドライバーのセットアップが必要など、IT管理者の負担は依然として残る。

 プロビジョニングパッケージの作成、アップデート、PCのOSやドライバーのセットアップといった作業を、同社のテクニカルセンターで可能な限り自動化することで、ユーザー企業がWindows 10の展開運用を行う場合と比べ、運用コストを削減できるという。
 
松尾太輔
部長

 松尾太輔・事業統括本部 システム事業部ソフトウェア開発部長は「デバイスだけではなく、運用サービスも組み合わせ、きちんと運用できる状態でお客様に提供することが本来のDevice as a Serviceだと考えている」と話し、PCのレンタルサービスなどと組み合わせて提供していく方針だ。

 今やIT管理者の人材不足は深刻な問題になっている。松尾部長は「同サービスを利用することで、お客様をPCのお守りから解放したい。そして本来のビジネスに集中できるようにしたい」と語った。(山下彰子)