横河レンタ・リース(金川裕一社長)は、PCにデータを保存しない“データレスPCソリューション”と銘打って提供している「Flex Work Place Passage」の新製品として、「Flex Work Place Passage Drive」をリリースした。リダイレクト先として、マイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive for Business」に対応した。手軽なコストでセキュアかつ利便性の高いモバイルデバイス活用を実現するソリューションとして、働き方改革のニーズを取り込み拡販を図る。

松尾太輔
部長
 同社は2014年7月にFlex Work Place Passageをリリースした。PCに専用アプリケーションをインストールするだけで、PCの読み書きをすべてファイルサーバーにリダイレクトしPCにはユーザーデータを一切保存しない“データレスPC”を実現する。同様のメリットはVDIでも享受できるわけだが、Flex Work Place PassageはVDIと同等のセキュリティを最大10分の1の導入・運用コストで利用できるという。さらに、VDIはオフラインでは使えないのが弱点といえるが、Flex Work Place Passageはオフライン時動作のためのRAMディスクを備えており、PCのログオフ時や電源オフ時にはデータが消去される仕組みだ。

 今回、新たにリリースしたFlex Work Place Passage Driveは、ファイルサーバーを個別に用意するのではなく、オンラインストレージのOneDrive for Businessにリダイレクトするタイプのサービスだ。松尾太輔・事業統括本部システム事業部ソフトウェア開発部長 兼 営業統括本部ソリューション&サービス推進部長は、「ファイルサーバーをもちたくないお客様も多く、そのニーズに応えて開発した。『Office 365』の活用メリットを最大化できるという意味でも価値があると思っている。Flex Work Place Passage Driveを使うと、ユーザーに実質的にOneDriveの利用を強制することになる。Office 365はOneDriveにデータがあってこそ力強い使い方ができる」と説明する。実際に、Office 365を扱うSIerからすでに引き合いが多数きているという。

 価格は現在ラインアップされているスタンダードプランで1ユーザーあたり500円/月。導入コストをさらに下げた。また、従来はBYODへの対応が弱点だったが、Flex Work Place Passage Driveは、「モバイルデバイスとアプリを統合的に管理する『Microsoft Intune』を使えるので、自宅のPCなどを使ってテレワークを大々的に推進することも可能になる」(松尾部長)としている。(本多和幸)