テラスカイ(佐藤秀哉社長)は7月19日、都内でプライベートイベント「TerraSkyDay 2019」を開催した。4回目の開催となる今回は「変革の傍観者から当事者へ」をテーマに掲げ、基調講演に登壇した佐藤社長は、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に備え、実践することの重要性を訴えた。

 佐藤社長は、既存のビジネスモデルを破壊する“ディスラプター”が現れていることを挙げ、ディスラプターがもたらす変革にどのように対応していくかがDXのカギになると指摘。日本の大手企業にとっては、現状のビジネスを支えながら新しい取り組みを行っていく必要があるが、現在使用しているシステムが新しいアプリケーションの運用に耐えられないことが多く、「既存のシステムをどうやってDXに耐え得るようにしていくか、ここをまずやらないことにはDXが実現できない」と話した。
 
佐藤秀哉
社長

 それを踏まえて佐藤社長は、「DXに備えないといけない」と語り、テラスカイが提唱する「DX Ready」を強調。「SoEとSoRを定義すること、リフト&シフトでシステム資源の制約から解放されること、一つ一つをマイクロサービス化してAPIでつなぐことがDX Readyの三つの要素だ」と語った。そうした準備を整えた上で、「経営のコミット、ビジネスアイデア、実装するデジタル人材の三位一体で、DXが実現できる」と訴えた。

 また、セールスフォース事業からスタートしたテラスカイ自身も、AWSやクラウドSAP市場に参入するなど「クラウドをキーワードに常にチャレンジしながらここまで成長してきた」と話す。さらに新たに「量子コンピューター市場に参入することを決意した」として、今年6月に設立した専業の子会社「Quemix」をはじめとする取り組みについて紹介した。(前田幸慧)