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国内初の非接触IoT体温センサー、介護現場の新たな見守りに

2019/11/12 12:00

 IoTプラットフォーム事業を展開し、製品やサービスなどを提供するリンクジャパン(河千泰進一代表取締役)は、非接触型で24時間リアルタイムに体温の自動測定が可能な「IoT体温センサー(仮)」を11月11日にリリースした。

触れずに体温を測定

 IoT体温センサー(仮)は前額部の上部に30~40cm離してセンサー部分がくるように設置し、非接触型で寝ながらリアルタイムに体温を測定する。本体の中央部にある液晶に測定した体温が表示され、本体単体で体温を測定できる。
 アプリと連携することで、遠隔看視や過去履歴の確認、体温異常時のアラートの設定など、さまざまな機能で利用できる。介護現場で用いる当社IoT見守りサービス「eMamo(イーマモ)」に追加することで、見守り機能を充実させることができる。
 
IoT体温センサー(仮)

 利用シーンとしては妊婦や乳児、介護現場などを想定している。例えば、妊婦は朝起きたら、毎日同じ時間に体温を測り続けることが理想といわれている。体調が悪い時や、生活リズムが崩れた時などに忘れがちになる体温測定だが、同体温センサーでは、寝ている最中に体温検知するので毎朝、体温測定をする必要がなくなる。また、体調を崩す前に体温の異常を発見することができる。

 乳児(0歳~1歳未満)の体温測定も睡眠時に自動ですることで乳児の身体的・精神的なストレス低減につながる。

 また、介護現場では毎日体温測定を行い、それを記録し入力するという業務がある。この日々の体温測定業務を自動化することで、記録業務をなくしミスを減少させることができる。一つのアプリ上で管理や情報の共有が容易になることで時間も短縮できる。
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