東芝(綱川智社長)と東芝デジタルソリューションズ(錦織弘信社長)、金沢大学の医薬保健研究域医学系の和田隆志教授らの研究グループは、糖尿病性腎症の重症化メカニズムを解明することで精密医療の実現を目指す共同研究を開始した。

糖尿病性腎症患者の重症化パターン別の予防法開発

 共同研究では、金沢大学が持つ長期経過観察を伴い腎生検で診断した糖尿病性腎症例の臨床・病理情報を用いて、金沢大学の医学的な知見と東芝デジタルソリューションズのアナリティクスAI「SATLYS」を活用することで、糖尿病性腎症の重症化メカニズムの解明を目指す。

 東芝グループは、2019年度から5年間の中期経営計画「東芝Nextプラン」を策定しており、ここで「超早期発見」「個別化治療」を特徴とした精密医療を中核として医療事業への本格的な再参入を目標としている。こうしたなか、SATLYSを活用して、糖尿病性腎症患者を複数のパターンに分け、層別化・体系化された最適な予防法を開発することに取り組んでいく。