パナソニック(津賀一宏社長)は5月7日、ライブ映像制作のクオリティと生産性を大幅に向上する次世代ライブ映像システム「IT/IPプラットフォーム“KAIROS(ケイロス)”」を開発し、今夏に発売すると発表した。

「IT/IPプラットフォーム“KAIROS(ケイロス)”」

 KAIROSは、CPUとGPUの能力を活用したITベースのプラットフォーム。ST 2110、NDI、SDIなど多様な映像入出力に対応し、HD/UHDなどさまざまな解像度とフォーマット、16:9だけでなく32:9など特殊な画角にも対応可できる。さらに、ME数・KEY数の制約に縛られずGPUパワーの許す限りレイヤーを重ねていくことが可能で、従来のライブスイッチャーと比べて非常に高い自由度を提供する。

 一般的な画像編集アプリのような直感的で使いやすいGUIと、レイアウトを自由にカスタマイズできるコントロールパネルによって、ユーザーの創造性を解き放ち、操作性を高めつつ、省スペースの運用を実現する。最短1フレームの遅延を実現し、PTP(Precision Time Protocol)同期もサポートしている。

 また、オープンソフトウェアアーキテクチャーに基づくIT/IPプラットフォームのためシステムの拡張や統合化が容易で、フレキシブル、ダイナミック、パワフルな制作システムを構築できる。スポーツ、コンサート、各種イベントの映像制作・会場演出で、表現力豊かなライブ映像を効率よく制作・運用することができる。

 なお、パナソニックでは、パートナーシップ「KAIROS Alliance Partners」を設立した。KAIROSは、ソフトウェアの追加により機能拡張や外部機器連携が容易であり、他メーカーやサプライヤーと提携し、機器接続の検証結果の開示や、より統合されたシステム制御連携を図るための技術協力などを積極的に行っていく考え。