三菱電機(杉山武史社長)は5月28日、付加価値の高い新たな製品やサービスの創出を目指して、統合IoT「ClariSense(クラリセンス)」を構築し、同社と同社グループ内に展開すると発表した。

「ClariSense」のロゴマーク

 ClariSenseは、総合電機メーカーとして同社が強みとするさまざまな機器に対する知見や同社AI技術「Maisart(マイサート)」、セキュリティなどの技術資産を、IoTシステム統一設計ガイドラインやソリューションライブラリーなどに統合し、一元的に整備・拡充したもの。ソリューションライブラリーの機能の組み合わせなどにより、付加価値の高い新たな製品やサービスの創出を加速する。

 また、IoTシステムの構成とインターフェースのみを定義したIoTシステム統一設計ガイドラインによって、自由度のある実装形態とした。機器やシステムの特性、用途に応じた最適なIoTシステム・ソリューションの開発が可能となり、信頼性や堅牢性が求められる社会インフラ向けIoTシステムやリアルタイムに問題を発見・解決するFA向けIoTシステム、ビル内機器からスマートフォンまで柔軟に連携するビル設備管理向けIoTシステムなどに対応する。

 業界標準に準拠したAPIや通信プロトコルを採用することで、ClariSenseに基づき開発したIoTシステムとグループ内外のシステムとの連携を容易に行うことが可能。システム連携により、顧客との連携や事業分野をまたがる統合ソリューションを効率的に実現する。

 三菱電機は、ClariSenseを同社グループ内で共有・活用し、付加価値の高い新たな製品やサービスを迅速に創出することにより、インフラ、モビリティ、ライフ、インダストリーの4つの領域での社会課題の解決に貢献していく方針。