パナソニックシステムソリューションズジャパンは8月5日、医療機関・薬局向け「顔認証付きカードリーダ(マイナンバーカード対応)」を発表した。

 新製品は、社会保険診療報酬支払基金の認証取得完了後、21年3月に開始予定の「オンライン資格確認」での医療機関や薬局などの受付時の本人確認に活用できる顔認証付きカードリーダ。7月に発表した「現場センシングソリューション」のソリューションパートナーとして、まずは一般診療所向けの医事コンピューター(レセプトコンピューター)で実績をもつPHCと連携し、医療機関・薬局などに提供していく。
 
マイナンバーカード対応の医療機関・薬局向け「顔認証付きカードリーダー」

 カードリーダには、パナソニックの世界最高水準の顔認証技術を搭載しており、病院・診療所・薬局などの受付で患者自身がマイナンバーカードを置き、カメラで顔認証をすることで厳格な本人認証を実現する。これによって、接触による感染リスクを低減しながら、逼迫する医療現場の受付業務の負荷を軽減する。さらに、患者本人の同意を得たうえで取得した資格情報を、医科・調剤向け医事コンピューターに取り込むことが可能で、さらなる医療現場の業務効率化を支援する。

 カードリーダの端末は、医療機関や薬局などの受付スペースを考慮し、100年にわたり製造業で培ってきたノウハウと、家電のDNAを生かした直感的なユーザーインターフェースで、コンパクトながらもユーザーが見てすぐに使えるデザインを採用。例えば、高齢者にも見やすい7インチの画面レイアウト、身長の高い人や低い人でも認証しやすいカメラ位置の設計などとなっている。また、バリアフリーガイドラインも考慮し、車椅子の人にも配慮している。

 空港・テーマパーク・オフィス・商業施設で、1日10万人の顔を毎日認証している実績のある、AI技術を応用した世界最高水準の顔認証技術を活用しているため、新型感染症拡大でニーズが高いメガネ・マスクを着用したままの認証も可能。また、大切な個人情報であるマイナンバーカードの置き忘れを通知する機能を備えており、安心して使用できる。カードの表裏の置き間違いも端末側で検知可能で、画面などでアラーム表示する。

 手袋をしたままでも画面操作可能な設計で、接触による感染症リスクを軽減できる。さらに、オンライン資格確認端末または医事コンピューター端末の電源ON・OFFをリモート操作することで、いたずらによる誤操作なども防止できる。