エスビーティー(SBT)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、世界150以上の国と地域へ中古車を輸出するSBTの越境EC上で各国の自国通貨での価格表示と決済を実現するための実証実験を10月13日に開始した。中古車販売業界の越境ECの自国通貨での価格表示と決済は業界初となる。

「自国通貨表示」イメージ

 実証実験では、NTT Comが提供する「Home Currency Anywhere」(HCA)を活用し、契約後の中古車輸送期間のレート保証を行うことで、利用者の利便性を高めてビジネスの拡大を目指す。実施期間は22年1月まで。

 具体的には、SBTの中古車輸出越境ECでHCAと連携し、自国通貨での価格表示や決済、決済時のレート保証を実験的に行い、ニーズを調査する。想定している検証プロセスは、ステップ1として、中古車輸出越境ECへ自国通貨表示機能を実装し、利用率を測定する。また、アンケートにより選択理由や使用に際しての感想を収集する。

 ステップ2として、ステップ1でニーズが高い通貨について、自国通貨決済とレート保証機能を実装し、利用率を測定する。また、レート保証を選択した顧客については「選択した理由」や「次回も保証を選択するか」などについてアンケートでニーズ調査を行う。

 両社は今後、実証実験の結果を踏まえ、22年度中をめどにアフリカ、中南米、アジアなどで自国通貨での価格表示や決済、決済時のレート保証の本格提供を目指す。また、NTT Comが提供する多言語翻訳機能を備えたコミュニケーションツール「NoMado」を活用し、海外との商談障壁を下げることで取引拡大を図る。