Synologyは、家庭・オフィスに高速でセキュアなネットワークを提供するWi-Fi 6ルータ「RT6600ax」を5月下旬に発売する。あわせて、ルータ向けオペレーティングシステム(OS)の最新バージョン「Synology Router Manager(SRM)1.3」をリリースする。

RT6600ax

 RT6600axは、改良されたデータエンコーディング、ビームフォーミング、スケジューリング、信号分離により、信頼性の高いWi-Fiを提供する。WANまたはLANに設定可能な2.5GbEポートは、マルチギガインターネット接続やNASなどの高性能デバイス、高速ワイヤレスバックホールを活用することができる。

 クアッドコア1.8GHzプロセッサーで多数のデバイスを接続し、全ての機能を有効にした場合でも、高速な接続とスムーズな操作が可能。Smart Connectと連動するトライバンド技術により、デバイスの分布を最適化しデータ通信上のボトルネックを解消する。

 また、直感的で使いやすいルータ向けOSの最新バージョンSRM 1.3によって動作する。SRM 1.3は、ネットワーク管理機能を大幅に拡張する改良と追加機能により、現在のネットワーク環境で求められるセキュリテイ強化とさらなる柔軟性に対応している。

 最大三つまでWi-Fi SSIDをマップできるネットワークを最大五つ作成できるため、多目的なネットワーク環境を管理する際のセキュリテイ強化を簡単に実現。単方向ファイアウォールルールをネットワークごとに設定することで、IoT機器など安全性の低いデバイスの接続を制限できるほか、802.1q規格のサポートによりルータ、AP、メッシュ構成の既存ネットワークへの統合を簡素化できる。

 SRMの最新アップデートにより、ウェブフィルタリング、トラフィック コントロール、リモート アクセスのための多数のアプリケーションがSynologyの新世代ルータで利用可能となった。

 ユーザーごとのプロファイルを設定することで、インターネット利用時間の制限や設定条件下でのブラウジングのブロックが可能。同じプロファイルに割り当てられたデバイスは、同じインターネットアクセス規則を共有するため、手動で何度も設定する必要はない。どのユーザーにも属していないがインターネットのアクセス制御と監査が必要なデバイス(ゲストや新デバイスなど)に対しては、ネットワーク固有のプロファイルを利用できる。

 ペアレンタルコントロール機能には、インターネット利用時間の制限(スケジュールまたはクオータベース)、許可/ブロックリストによるウェブサイト全体または特定ドメインのフィルタリング、YouTube、Google、Bing、DuckDuckGoのセーフサーチオプションによる不適切な検索結果の制限などがある。セキュリテイは、DNSとIPのThreat Intelligence DatabaseやGoogle Safe Browsing 4のサポートにより強化している。

 トラフィックコントロールでは、利用可能な帯域を接続デバイスに分配し、特定のニーズが生じた場合に単一のクライアントやアプリケーションを優先させることができる。また、リアルタイムのデータと履歴データにより詳細な監査を実現し、トラフィックレポートは自動またはオンデマンドで生成されCSVやHTMLフォーマットにより簡単に共有できる。

 リモートワークやハイブリッドワークに、SRMがもつ一連のリモート接続ツールを活用することができる。ブラウザーから直接イントラネット専用ウェブサイトへアクセスしたり(WebVPN)、専用クライアントで各種プロトコルにより高速接続を確立したり(SSL VPN)、複数拠点をブリッジして異なるネットワーク間で簡単にリソースを共有したり(Site-to-Site VPN)、RDP/VNC規格に対応したデバイスをリモート操作したり(リモートデスクトップ)することが可能となる。

 SRMのモバイルアプリであるDS routerを一新し、外出先からのネットワーク管理も改善した。バージョン2.0 5により、新しいワイヤレスネットワークの作成、ウェブフィルタリングとペアレンタルコントロールの設定、トラフィックコントロールの設定など、ウェブブラウザーからのみ利用可能であった数々の機能がスマートフォンでも利用できるようになる。