アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は11月16日、毎年恒例のプライベートイベント「ALSIカンファレンス2022 東京」を開催し、営業動向や注力ソリューションなどをパートナーに説明した。3年ぶりにリアル会場を設け、現地の様子をオンラインで配信した。
3年ぶりにリアルでイベントを開催
永倉仁哉代表取締役は、昨年度(2022年3月期)の売上高が過去最高の140億円になったとし、本年度はさらに伸びる見込みだとした。今回のイベントは「変化に時代に進化を求めて」をテーマにしており、「この時代に対応していくためには、常に新しい挑戦をしていくことが重要だ」と力を込めた。
西本敬一・取締役営業担当は、直近の営業動向を解説した。サブスクリプションサービスを求めるユーザーが増加していることから、関連の商材を拡充しているとした。DXの実現に向けた大型のシステム導入案件も増加傾向にあるという。
マーケティング施策では、1年間で140回のオンラインセミナーを実施。本年度からはリアルの展示会への参加を再開したとし、「今後は、ハイブリットでさまざまなマーケティング施策を展開する」と語った。
同社は組織の再編を進めている。デジタルソリューション事業とセキュリティソリューション事業を今年10月に統合し、「プロダクト&ソリューション事業」に刷新。企業のDX推進に加え、セキュリティ対策やIT人材不足までをカバーするワンストップソリューションの提供を目指す方針を示した。
注力ソリューションとしては、「Microsoft 365」の導入から活用・運用支援までを提供する「Swindy(スウィンディ)」や、開発者向けのセキュリティトレーニングサービス、経費精算サービス「BIZUTTO経費」などを挙げ、特徴を紹介した。(岩田晃久)