デル・テクノロジーズは3月28日、法人向けノートPC「Latitude」、デスクトップPC「OptiPlex」の新製品を発売した。オフィスと在宅の両方で仕事をするハイブリッドワークに向けた軽量・大画面のモデルを充実させるなど、幅広い働き方に対応できる製品群とした。
Latitudeでは、プレミアムモデルの7000シリーズ、普及価格帯の5000および3000シリーズのすべてで、モバイルおよび据え置き型の新機種を用意。7000シリーズでは13/14/16インチのすべてのモデルにアスペクト比16:10のディスプレイを搭載し、従来主流だった16:9の画面に比べビジネス用途での使い勝手を高めた。14インチの新製品「Latitude 7440 Ultralight」の重量は最軽量構成時で1.06キログラム。
Latitude 7440 Ultralight
OptiPlexでは、従来は7000/5000/3000の3シリーズを展開していたが、今回は、基本シリーズのOptiPlexと、Core i9やDDR5メモリなどを選択できる上位シリーズ「OptiPlex Plus」の2シリーズとし、モデル選択の複雑さを解消した。
三井唯史 本部長
クライアント・ソリューションズ統括本部ビジネス開発事業部の三井唯史・本部長は、2022年の同社の法人向けPC事業を振り返り、GIGAスクール構想需要の反動減や円安により、21年に比べ全体の出荷台数は減少したが、教育機関を除く法人向けでは微増を確保したと説明。本格的な需要回復はWindows 10のサポート終了が近づく24年以降となる見通しだが、「オフィス業務の日数が増えてもリモートワークは続いており、ハイブリッドワークが常態化している」とし、新製品によって需要を喚起していく考えを示した。
(日高 彰)