SAS Institute Japan(SAS Japan)は5月24日、4月28日付でトップに就任した手島主税社長によるメディアとの懇親会を実施した。この中で手島社長は「SAS Japanでリーダーをやらせていただくのは、自分自身にとってとても大きなチャレンジだ」と意気込みを示した。
手島主税 社長
手島社長は、1998年に日本ヒューレット・パッカードに入社。親会社の米Hewlett-Packard Company(ヒューレット・パッカード、当時)赴任後は、ビジネスクリティカルシステム事業本部長などを経て、2014年に執行役員HPサーバー事業統括本部長に就任した。15年にはセールスフォース・ドットコム(現セールスフォース・ジャパン)に入社し、執行役員アライアンス担当副本部長、16年からは常務執行役員アライアンス本部長に着任。17年には日本マイクロソフトに入社し、執行役員常務クラウド&ソリューション事業本部長、22年7月からは執行役員常務インダストリアル&製造事業本部長を歴任した。さまざまな業種、業界での実績やグローバルレベルでの多様な組織の管理経験があるとした。
SAS Japanについて手島社長は「次のリーディングカンパニーになるために、日本が中心となってグローバルにインパクトを与えられる環境は珍しい。SASには歴史と技術があり、トランスフォームできる機会もある。今まで自分がやってきたことを生かして挑戦していくことは、とても面白いと感じる」と印象を語った。
同社は5月22日に研究開発や業界に特化した事業部門チーム、業界のマーケティング活動を対象に、今後3年間で10億ドルを投資すると発表。銀行、行政、保険、医療、小売り、製造、エネルギーといった特定業界の固有ニーズに的を絞ったアナリティクスソリューションを強化していく方針を示している。
(大向琴音)