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日本IBM、セキュリティアナリストの業務を効率化する「IBM Security QRadar Suite」 他社ソリューションと連携し運用課題を解決
2023/06/15 16:00
週刊BCN 2023年06月19日vol.1973掲載
日本IBMは6月8日、セキュリティ対策のための新ソリューション「IBM Security QRadar Suite」についての記者説明会を開いた。アラートやインシデントに対応するアナリストの業務効率化にフォーカスし、情報の収集・分析を迅速に行い、正確な判断ができるようサポートするための製品。複数のセキュリティソリューションとの連携も可能で、運用課題の解決を支援する。
IBM Security QRadar Suiteは、同社の複数のセキュリティソリューションを進化させ、共通コンポーネントとしてパッケージし、4月に発表した。企業でセキュリティを担当するアナリストが効率的に作業するための機能である「Unified Analyst Experience(UAX)」を新たな基盤としている。UAXは、企業がこれまで導入したIBM以外のセキュリティソリューションとも連携可能。複数のアラートをAIが分析し一つのインシデントにまとめることで、数時間から数日かかっていた作業を数分に短縮、アナリストがすぐ判断に使える形に情報を整理する。米国で試験段階で利用した企業は、数人で行っていたセキュリティ対応が一人で可能になったとの報告もあったという。
セキュリティ運用の課題について、執行役員の小川真毅・セキュリティー事業本部長は「セキュリティのモニタリングが日々難しくなってきている」と説明。同社によると、1企業あたり少なくとも10個以上、大企業では数十個のセキュリティソリューションを使用している。攻撃が巧妙化する中で運用プロセスが追いつかず、情報量が増大しアラートの見極めや対応に時間がかかっているという。これらのユーザーからの声を解決するため、ソリューションを横断し効率的に運用できるシステムを開発した。
小川執行役員は「脅威を監視するアナリスト業務に目を向けた製品になっている。特定の熟練した技術者に頼るのではなく、知見を共有しAIによる自動化や効率化も必要。単一ベンダーのソリューションでは解決できないので、範囲を広げサードパーティーによるエコシステムを構築し、セキュリティ運用をすることが重要だ」と述べた。
(堀 茜)
日本IBMは6月8日、セキュリティ対策のための新ソリューション「IBM Security QRadar Suite」についての記者説明会を開いた。アラートやインシデントに対応するアナリストの業務効率化にフォーカスし、情報の収集・分析を迅速に行い、正確な判断ができるようサポートするための製品。複数のセキュリティソリューションとの連携も可能で、運用課題の解決を支援する。
IBM Security QRadar Suiteは、同社の複数のセキュリティソリューションを進化させ、共通コンポーネントとしてパッケージし、4月に発表した。企業でセキュリティを担当するアナリストが効率的に作業するための機能である「Unified Analyst Experience(UAX)」を新たな基盤としている。UAXは、企業がこれまで導入したIBM以外のセキュリティソリューションとも連携可能。複数のアラートをAIが分析し一つのインシデントにまとめることで、数時間から数日かかっていた作業を数分に短縮、アナリストがすぐ判断に使える形に情報を整理する。米国で試験段階で利用した企業は、数人で行っていたセキュリティ対応が一人で可能になったとの報告もあったという。
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