キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は、中堅・中小企業向けのITソリューション体系「まかせてIT DXシリーズ」の「介護ソリューション」の販売を2月下旬から始める。カメラや見守りセンサー、ナースコールといった機器からの情報を自動的に介護記録システムに入力する仕組みや、ワンストップでの保守サービスを提供する。まかせてIT DXシリーズで重点ターゲットとする業種を設定するのは今回が初めて。
末岡淳一本部長(右)と村田由紀子部長
介護施設には転倒やベッドからの転落、湯沸かし器の使用状況などを検知する各種の見守りセンサーや防犯カメラ、職員を呼び出すナースコールなどのデバイスを多数設置しており、これらデバイスからの情報を「介護職員が手作業で介護記録システムに入力するケースが多く見られる」(末岡淳一・業種ソリューション営業推進本部本部長)ことから、介護ソリューションではデバイスからの情報を介護記録システムに自動入力する仕組みを柱に据えた。
介護ソリューションでは、施設内のWi-Fiネットワーク構築や情報セキュリティへの対応、遠隔保守、出張保守もサービス体系に取り入れており、「ワンストップで保守サポートを利用できる」(同)ことを強みとしている。障害発生時に個別のデバイスメーカーや施工業者に問い合わせをしなくても済む。
キヤノンS&Sは介護記録システム開発のケアコネクトジャパンと2023年6月に資本業務提携を結んでおり、今回の介護ソリューションでも同社の介護記録システム「ケアカルテ」を活用する。介護施設が導入済みの既存デバイスとケアカルテと連携する場合は「個別のSIとして対応していく」(村田由紀子・ITソリューション推進本部ビジネスアプリケーション推進部部長)方針だ。
(安藤章司)