ミロク情報サービス(MJS)は7月19日から、全国縦断セミナーを実施している。パートナーである会計事務所と顧問先企業を中心に経営革新を推進するのが目的。過去の同種のセミナーでは、外部から講師を招請していたが、今回はITコーディネータの資格を保有する社員が講師を務める。
(左から)藤沢誠之・部長、櫻井和宏・副部長、増田秀明・課長
セミナーは、9月27日まで全国47カ所で開催する。生成AIやIT導入補助金の活用をテーマに設定しており、特に生成AIに関しては「会計事務所は生成AIのことは知っているが、活用方法が分からなかったり、リスクを懸念したりしているので、業務効率を高めるツールとして欠かせなくなることをしっかり伝えたい」(営業本部営業推進部パートナーセールスプロモーショングループ長の櫻井和宏・副部長)と考えている。
MJSは、ITコーディネータの資格取得促進や、全国の拠点への有資格者の配置などによって、製品導入前のコンサルティングを強化している。セミナーでは、そうした取り組みを周知する狙いもあり、営業本部営業推進部ソリューションプロダクトグループ長の藤沢誠之・部長は「まずはわれわれがやっていることを会計事務所や各企業に知らせることが重要だ」と話す。
現在、企業のIT投資は堅調に推移しているが、営業本部マーケティング室の増田秀明・課長は「経営課題を可視化しないと、どこに投資するべきか明確にならない」と指摘。投資の方向性を決めるのに役立ててもらうため、他社のITツールの活用も含めてセミナーで紹介するとしている。
櫻井副部長は「当社は専門的な人材を自社でしっかり抱えており、会計事務所や企業のDXに関する悩みに対して、幅広く、適切にアドバイスできる。セミナーの内容にはぜひ期待してほしい」と意気込んでいる。
(齋藤秀平)