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NEC、PC顔認証ソフトの動作を高速化 クラウド版でもスムーズなログインが可能
2024/09/05 09:00
週刊BCN 2024年09月02日vol.2028掲載
NECは8月30日、顔認証ソフトウェア「NeoFace Monitorクラウド版」の最新バージョン「R1.5」を発表した。動作を高速化し、低速なネットワークでもPCへのスムーズなログインを可能にした。10月中旬から提供する。
NeoFace MonitorはNECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用した認証ソリューションで、Webカメラを搭載したWindows PCへのログイン時、ユーザーの顔の情報を利用して認証を行える。パスワードやICカードなどと組み合わせることで簡便に二要素認証を実装できるほか、未登録ユーザーが背後で画面を注視していることを検出した場合に画面を自動的にロックする機能などを搭載する。
クラウド版の最新バージョンでは、管理サーバーとの通信回数を削減したほか、過去に認証が成功したときのキャッシュ情報が有効な場合にローカル環境で顔の照合を可能にしたことで、ログイン動作を高速化した。低速な通信回線でクラウド版を使用した場合、オンプレミス環境に認証管理サーバーを設置するパッケージ版に比べてログインに時間がかかり、ユーザーの利便性を損ねるケースがあったが、この問題を解消した。このほか、運用管理機能の強化を行った。
NeoFace Monitorは官公庁などに向けたパッケージ版の導入で大型の案件を獲得してきた一方、一般企業では導入・運用が容易なクラウド版が選択されるケースがここ1~2年で増えてきたという。また、入館管理システムなど、NECの他の顔認証ソリューションとはクラウド版のほうが連携しやすいといったメリットもある。新バージョンによって、既存の業務システムを想定した低速なネットワークしか利用できない環境でも、顔認証によるセキュリティー強化が可能になる。価格は1ユーザー月額300円(税別)で、最小12カ月・10ユーザーから利用可能。
(日高 彰)
NECは8月30日、顔認証ソフトウェア「NeoFace Monitorクラウド版」の最新バージョン「R1.5」を発表した。動作を高速化し、低速なネットワークでもPCへのスムーズなログインを可能にした。10月中旬から提供する。
NeoFace MonitorはNECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用した認証ソリューションで、Webカメラを搭載したWindows PCへのログイン時、ユーザーの顔の情報を利用して認証を行える。パスワードやICカードなどと組み合わせることで簡便に二要素認証を実装できるほか、未登録ユーザーが背後で画面を注視していることを検出した場合に画面を自動的にロックする機能などを搭載する。
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