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米Oracle、「Fusion」のAIエージェントを拡充 「追加コスト不要」などで訴求
2025/03/06 09:00
週刊BCN 2025年03月03日vol.2049掲載
米Oracle(オラクル)は業務系SaaSスイート「Fusion Cloud Applications」へのAIエージェント実装を加速している。2月12日には日本の報道向けにオンライン説明会を開き、新たに提供を開始した「Sales」「SCM」「HCM」の三つのSaaSにおけるAIエージェントについて解説した。オラクルはすでに50を超えるAIエージェントをリリースしており、追加コストが不要といったメリットを打ち出して市場を開拓し、顧客の生産性向上を支える考えだ。
説明会でオラクルのミランダ・ナッシュ・Oracle AI担当グループ・バイスプレジデントは、FusionにおけるAIエージェントの強みについて、「自動的に組み込まれている」点を強調した。Fusionは、GPUやAIモデルを含む「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)をインフラに、データベース、アプリケーション層まで、統一された基盤上で展開されている。エージェント機能も同様に基盤に内包したかたちで提供されるため、ユーザーに新たな負担は生じず、シームレスに利用できる。
Salesでは顧客に送るメールの生成や、顧客に関するさまざまな記録の収集・要約などが可能となり、顧客とのエンゲージメント強化に貢献する。SCMにおいては、調達業務の自動化にとどまらず、製造業者向けオンボーディングの支援、品質検査のアドバイス、製品の管理・配送の効率化など、幅広い領域で活用できる。HCMは従業員の入社手続きやキャリア開発、契約実務、報酬・福利厚生の管理などの作業を合理化する。
ナッシュ・バイスプレジデントは「Fusionにおけるオラクルの戦略は『お客様にとって信頼できるAIパートナー』になることだ」とし、生成AIをはじめとする各種AIのメリットをアプリに加えていくことで実現を目指すとした。
(藤岡 堯)
米Oracle(オラクル)は業務系SaaSスイート「Fusion Cloud Applications」へのAIエージェント実装を加速している。2月12日には日本の報道向けにオンライン説明会を開き、新たに提供を開始した「Sales」「SCM」「HCM」の三つのSaaSにおけるAIエージェントについて解説した。オラクルはすでに50を超えるAIエージェントをリリースしており、追加コストが不要といったメリットを打ち出して市場を開拓し、顧客の生産性向上を支える考えだ。
説明会でオラクルのミランダ・ナッシュ・Oracle AI担当グループ・バイスプレジデントは、FusionにおけるAIエージェントの強みについて、「自動的に組み込まれている」点を強調した。Fusionは、GPUやAIモデルを含む「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)をインフラに、データベース、アプリケーション層まで、統一された基盤上で展開されている。エージェント機能も同様に基盤に内包したかたちで提供されるため、ユーザーに新たな負担は生じず、シームレスに利用できる。
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