AI開発のエクサウィザーズグループのExa Enterprise AIは、自律型AIエージェントによるRPAサービス「exaBase だれでも自動化」を2025年秋からスタートする。既存の業務ソフトの操作を自動化するもので、AIエージェントがRPAの操作や設定の変更、エラー修正などをユーザーに代わって行う仕組み。「RPA運用のハードルが下がり、日常的な繰り返し業務の自動化率を高められる」と、大植択真・代表取締役は話す。
大植択真 代表取締役
ユーザーが自然言語でAIエージェントに指示を出すだけで、ユーザーに代わって既存システムを操作し、日常の繰り返し業務を行う。ユーザーは結果を承認するのみで、誤りがあればAIエージェントに指示を出して自動修正させる。
例えば、営業担当者と顧客の通話内容をAIエージェントが聞き取り、「Salesforce」などの営業支援システムに顧客との会話履歴の要点を記入したり、営業担当者から客先訪問の内容を聞き取ったりして記録に残すといった用途を想定している。また名古屋鉄道では、exaBase だれでも自動化を使った先行的な実証実験を行っており、IT部門に届いた作業依頼書の内容をチェックし、不備がなかった場合は依頼者に通知、不備があった場合はその内容を記載して差し戻すといった作業を自動化している。
RPAは業務フローの変更や自動化対象の業務ソフトのバージョンアップで操作画面が変わったときに設定を変更する手間があった。exaBase だれでも自動化によってRPAのスキルを持たないユーザーでも、「AIエージェントとの会話を通じて維持運用の手間を省き、業務自動化を容易に行えるようになる」と大植代表取締役は述べる。25年7~9月にベータ版の提供をスタートし、秋以降に正式サービスを始める予定だ。
(安藤章司)