ニュース

Sky、クライアント運用管理ソフトの新版「SKYSEA Client View Ver.21」を販売

2025/10/01 16:36

 Skyは、クライアント運用管理ソフトウェアの新バージョン「SKYSEA Client View Ver.21」を開発し、9月29日に販売を開始した。

 新バージョンでは、生成AIによるチャットサポートを導入し、管理者の困り事をいつでも解決できるように強化した。また、デバイスの利用申請・承認システムを拡充したほか、社外からのセキュアなインターネット接続をより利用しやすくするなど、ビジネススタイルや働き方の変化に合わせた新機能で利便性のさらなる向上を図った。

 主な新機能としては、SKYSEA Client Viewの機能や活用法について、管理機からいつでも問い合わせが可能な生成AIによるチャットサポート機能を用意。質問を入力すると、AIがSKYSEA Client Viewのマニュアルを基に素早く回答する。対話形式で必要な情報をまとめて聞き出しやすく、いつでも運用に関する困り事を解消できるため、より安心かつ効果的にSKYSEA Client Viewを活用できる。

 デバイスの利用申請・承認をウェブブラウザー上で管理できる「申請・承認ワークフローシステム」を強化。申請作業の効率化や対象デバイスの拡大によって、さらに便利で使いやすくなった。

 申請するデバイスの利用方法が「書き込み」「読み取りのみ」のどちらかによって承認ルート(承認者)が異なる運用をしている場合に、間違ったルートに申請してしまわないように設定を改善。事前に利用方法とルートをセットで指定しておくことで、申請ミスを防ぎ、差し戻しにかかる手間を軽減する。

 取引先から預かったUSBメモリーなど、組織が管理していない「非管理デバイス」の利用を申請・承認する機能を強化。SKYSEA Client Viewサーバーに接続できないPCに対しても、申請・承認を通じてこれらデバイスの利用を許可できるようにした。社外で業務に当たる従業員でも適切な手続きを踏めるようになり、柔軟かつセキュアなデバイス利用をサポートする。

 組織が管理しているSDカードやCD/DVDなどのメディアも、システム上で利用申請が行えるようになった。USBデバイスと同様に申請の流れを明確にし、組織のルールに則した運用を効率的に行える。

 スマートフォンやタブレット端末の運用管理を支援する「モバイル機器管理(MDM)」機能を強化。組織で購入した電子書籍を管理機から端末へ配布できるようにした。書籍の一括購入から配布までを管理者がまとめて対応することで、社員研修に使用する書籍などを手間なく展開できる。

 社外でのインターネット接続時に、セキュリティー担保のためにクライアントPCとSKYSEA Client Viewサーバーとの通信確認を必須で行うように設定できる組織外ネットワーク接続機能がさらに進化。サーバーの障害発生時などに代理で通信確認を行うクライアントPCが指定できる。例えばクラウド環境に構築したサーバーとの通信ができなくなった場合でも、継続して社外からのインターネット利用が可能になり、業務停止などの事態を回避できる。

 また、「M1 Cloud Edition」の日々のセキュリティー管理を支援する機能を充実。PCで実行されたアプリケーションや送信メールの内容、接続された通信デバイスの情報を記録した各種ログが取得可能となった。情報漏えいが起きた際の調査にも活用できる。送信メールや通信デバイスに関するアラートも新たに追加され、リスクにつながる操作を制限しておくことも可能。

 Windows大型アップデートの適用を部署ごとに制御することもできる。一部の部署にアップデートを適用し、社内システムに影響がないことを確認してから全ての部署に適用するなど、段階的な展開をサポートする。

 事前に登録したメールアドレスへ、アラートの発生を自動で通知。管理画面を確認しなくても、管理者がアラートの発生に素早く気づけるようになった。重要度が高いアラートのみ通知する運用もでき、見落としの防止や迅速な対処を可能にする。
  • 1

関連記事

Sky、「SKYDIV Desktop Client」の新バージョン「Ver.7.2」

Sky、営業名刺管理の最新バージョン「SKYPCE Ver.4.1」を発売

Sky、クライアント運用管理ソフトの最新版「SKYSEA Client View Ver.20.3」

外部リンク

Sky=https://www.skygroup.jp/

「SKYSEA Client View」=https://www.skyseaclientview.net/