「マーケティングと速度」

原 巖社長

 2006年6月の社長就任から相当数の社員と対話・議論を重ねた。当社の有言実行の姿勢とポテンシャルの高さには改めて驚かされた。日立情報システムズはまだまだ成長できる力を持っている。そのためのキーワードは「マーケティング力」と「スピード」。そしてもう1つ加えるなら「議論」になる。

 マーケティング力は、今の日立情報にとってかなり重要だ。これまでは「プロダクトアウト」の考え方で製品・サービスを揃えてきたが、今後はそれでは通用しない。「マーケットイン」の考えに転換し顧客の課題解決や要望を満たすための商品づくりが必要になる。そのためにマーケティング力を高める。スピードは、意思決定、業務、開発などすべての仕事において大切。ビジネスはスピードだ。いち早く良質の製品・サービスを届けるために、各社員がもっと業務スタイルを改善しなければならない。

 そして、もう1つは「議論」。資料を見ても答えは出ない。さまざまな場面で議論しあえる環境が必要だ。私も中期経営計画については社員に直接話がしたいと思い、課長職以上には直接伝えている。社員からはさまざまな意見が寄せられ、気づかされることもある。

 07年度は、06年秋に発表した4か年の中期経営計画の初年度になる。10年度には売上高を2400─2700億円まで引き上げ、国内トップ5のSIerになる。07年はそのためのファーストステップ。短期的な業績向上を図りながら、中期的な計画も着実に遂行していく。