新興市場にニューフェース登場

 2007年のIPO(株式新規公開)が2月上旬からスタート。IT関連企業を含めて人気を集めている。

 2月8日に大証ヘラクレス市場に上場したディーバは公募価格20万円に対して46万円の初値を付ける人気。同社は連結経営を支援するソフトウェアの開発、販売、保守およびコンサルティングを手がける。取り扱うソフトは、連結決算業務を効率化する自社製「Diva System」を軸に、仏カルテシス製の「計画・予算策定システム」など。ユーザー数は、06年6月期では438社と4年間で倍増。主要顧客は、NTT、三菱地所、東芝など大企業だ。今後は、日本版SOX法対応や企業情報の活用推進ニーズの高まりを背景に、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)分野に進出する考えだ。

 人材事業、携帯向け広告を手がけるウェブドゥジャパンが2月14日に大証ヘラクレス市場に上場。顧客企業から請け負ったIT関連業務をプロワーカー(独立事業請負人や個人事業主)に再委託する「テクニカルアウトソーシングサービス」会社として01年に創業。翌年、携帯電話向けコンテンツ事業を立ち上げ、05年には、自社開発した携帯電話専用検索エンジン「CROOZ!」を活用したキーワード連動型広告事業を開始するなど事業領域を広げてきた。広告事業では、「CROOZ!」を自社サイトのほか、「nifty」「BIGLOBE」などに提供。月間インプレッション(ユーザーの広告閲覧回数)は50億という。

 独立系システム開発会社のアドソル日進は2月19日にジャスダックに上場。創業以来30年間にわたり、金融、通信、制御向けのソフト開発を手がける。一般企業や公共事業者の業務効率化システムや、携帯電話やデジタル家電向け組み込みシステムの開発などへと領域を広げている。日本IBMの「地銀向け営業店システム」などを独占的に担当した。(有賀勝久)