IT Stock Frontline

NGNに関心高まる

2007/04/23 16:04

週刊BCN 2007年04月23日vol.1184掲載

通信の融合で商機が拡大

 NGN(次世代通信網)に対する関心が株式市場でも高まっている。NGNとは、通信事業者の各種サービスをIP(インターネットプロトコル)通信網上に集約した新たなネットワーク技術のことを指す。

 電話に限らず、映像や音楽などのデータ配信をはじめとする多様なサービスをひと括りにして提供することが可能になる。そのため、新たなビジネスを生む起爆剤となることが期待されている。

 従来型の電話交換機による電話通信から、IP電話への完全切り替えを手始めに、次々と応用技術の開発・検討が進行中で、今後は、携帯電話と固定電話を融合した「FMC(fixed mobile conversion)」のほか、放送とIP電話、ブロードバンドを融合した、いわゆる「トリプルプレイ」といったサービスが通信事業者の新たなビジネスチャンスを生み出す。

 NGNで恩恵を受ける企業として注目されるのはネクストジェン(大証ヘラクレス)だ。同社は通信エンジニアリング企業で、足元ではIP電話システムに関するソフトやハードのソリューション提供、関連システムエンジニアリング・コンサルティングや保守・サポートなどを手掛ける。

 また、無線ブロードバンドの世界標準規格であるWiMAXの相互接続テスターを取り扱っているアルチザネットワークス(東証マザーズ)も注目される。

 このほか、無線ブロードバンド構築支援のIRIユビテック(大証ヘラクレス)、IP関連機器開発・販売のネプロジャパン(ジャスダック)、携帯電話と家電をつなぐ連携ソフトや機器開発のアドソル日進(ジャスダック)、携帯電話向けソフト開発を手掛けて次世代携帯基地局プロジェクトに参画しているアイ・エス・ビー(ジャスダック)などが、次世代通信網の恩恵を受けるとみられる。(有賀勝久)
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