スマートフォン

兼子孝夫 社長


 2008年は、スマートフォン向けITビジネスが活発化するとみている。キーワードは「スマートフォン」だ。

 携帯電話やPHSのOSは、これまでとは違い、各社の独自OSから汎用OSの搭載へと変わってきた。マイクロソフトだけでなく、米グーグルも参入し、OSを無償公開する。そうなると、スマートフォン向けの業務アプリケーション開発が本格化するだろう。富士通ビー・エス・シー(富士通BSC)は、業務アプリの開発基盤、セキュリティなどを組み合わせた開発プラットフォームを富士通と共同で開発、提供する予定だ。直近の業績に大きな影響はないかもしれないが、次世代の成長エンジンとして大きな期待を寄せている。

 直近のビジネスは全体的に好調。今年度(08年3月期)は大幅な増収増益を達成できる見込みだ。通信事業者向けのソフト開発案件が増加しているほか、組み込みソフトも引き続きニーズが強い。通信事業者向けではNTTグループ向け案件が多く、組み込み向けでは携帯電話、デジタル家電、自動車向けが総じて需要旺盛だ。08年もニーズは衰えないとみている。組み込みソフト開発の課題は、開発人員の確保にある。案件をさばくリソースを確保できていない。中国に開発子会社を持ち、現地で開発しているが間に合っていない。今年は中国開発者の採用をもっと増やす必要があるだろう。開発体制を増強することが、組み込みソフト開発ビジネスでは急務だ。


(1)生年月日: 1947年7月21日 (2)年齢: 60歳 (3)出身地:東京都 (4)出身領域:技術系