SaaS元年

水谷学 社長


 2007年度(08年3月期)は、「攻めのための準備」期間としてエンジニアを大幅に増員した。このトレーニングが完了し、08年は新製品開発の力量が高まる。早ければ、09年4月には消費税改正があると予測、その準備を万全に整える。この改正時期の誤差は1─2年と判断。税改正の“台風”が吹くことになれば、増員した開発陣が大活躍する。

 既存製品には「負の遺産」もあった。ソフトウェアの品質管理やコンプライアンス(法令遵守)が問われるなかで、現行製品の品質改善に努めた。これにより、過去の課題すべてに関して終止符を打てた。当社は08年も継続して、品質とコンプライアンスを「ナンバーワンプライオリティ」として展開する。

 08年は「SaaS(Software as a Service)元年」であると捉えている。さらに、内部統制強化が本番を迎える。2月から3月にかけて「SaaS事業」を開始する。ただ、ユーザー企業側のピーク時の利用環境や負荷分散などの状況が把握できていない。第一段階としてこれらデータを取得して、適正な利用環境や課金体系などを構築する。当社「SaaS事業」の最大のポイントは、現行製品を100%使える点にある。同じユーザビリティで利用できるのは、他社にない強みだ。

 業務ソフトの中小企業市場では、運用・管理の煩雑さなどがネックになって、サーバーの導入が頭打ち。この状況を打開するため、既存・新規の中小企業のシステムを預かる形式のSaaS/ASPを提供し、事業全体の拡大を図る。


(1)生年月日:1958年3月6日 (2)年齢:49歳 (3)出身地:三重県 (4)出身領域:技術系