リニューアルでシステム提案が確立

 アドビシステムズが「ソリューションパートナープログラム」をリニューアルしてから1年ほどが経過した。これにより、プログラム参加のベンダーによるアドビの複数製品を組み合わせたシステム提案が確立しつつある。

 リニューアルは、「Premium」と「Basic」に分類していたものを、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」に変更。「ゴールド」と「シルバー」に参加するベンダーに対しては、パートナーポータルサイトへのアクセスやマーケティング、デベロップメントサポートなど基本的な支援のほか、ビジネス協業やアドビのリソース提供などを行っている。区分の違いは、開発する際の製品購入でゴールドのほうが割引率が高い点にあり、ユーザー企業に対する製品・サービス提供など販売面では基本的にほとんど変わらない仕組みとなっている。「ブロンズ」については、ビジネス協業やアドビのリソース提供以外の基本的な支援を行っている。


 昨年2月にリニューアルを図ったのは、「サポート支援だけでなく、当社とパートナーの双方がメリットになるようなプログラムを提供することがソリューションビジネス拡大につながる」(ワールドワイドパートナープログラム・プログラムオペレーション担当の染谷依子氏)と判断したためだ。SIerやISVなどがアドビ製品と自社製品を組み合わせて提供できる環境を整備するのが目的。また、「Acrobat」「Flex」「LiveCycle」「AIR」など複数製品を組み合わせた提供を増やしていくのも同様の狙いだ。そのため、「製品ごとではなくソリューション単位でパートナーの参加を促した」という。


 このプログラムが後押しして、建築、放送・メディア、金融機関、大学、官公庁、ライフサイエンス、製造など、さまざまな業界でソリューション案件を獲得している。パートナー数については、100社以上に達している。「今後は、ポータルサイトを強化する」としており、パートナー同士のコミュニティを活性化させることでソリューション創造につなげる方針だ。(佐相彰彦)