CA Technologiesは、バックアップ事業の拡大に向けて新規顧客の開拓に力を入れている。なかでも、需要を掘り起こす領域としてSMB(中堅・中小企業)などの小規模システムに焦点をあてており、このほど新製品を市場投入する。

 6月14日から順次販売を開始するリカバリ・マネジメント製品の「CA ARCserve r15」シリーズは、「低コスト」「導入・運用が簡単」というのが特徴。小規模企業には、「IT管理者が確保できない」「ITに対して十分なコストを割けない」「運用方法が分からない」などの課題がある。「D2D r15」で、ユーザー企業に対して手軽で簡単なデータ保護を訴えていくわけだ。

 ラインアップとして、ディスクベースのイメージ・バックアップが売りの「D2D r15」(8万円~)、システム全体を構成図に似た階層形式で視覚化できるバックアップ製品「Backup r15」(15万円~)、レプリケーションが可能な「Replication r15」(9万8000円~)、高可用性を追求した「High Availability r15」(22万8000円~)を揃えている。

 江黒研太郎・ストレージ・ソリューション事業部長は、「販売パートナーに対して新製品の機能面や市場投入した意図などを話したところ、需要の掘り起こしに前向きな姿勢を示してもらえた」と満足げ。

 バックアップ製品の拡販にあたって、同社はNECや富士通、日立製作所、ダイワボウ情報システムやソフトバンクBB、シーティーシー・エスピー、ネットワールドなどを有力販社として確保している。販社との協業強化が販売拡大のカギを握ると判断し、ハンズオンセミナーや仮想環境バックアップ方法のトレーニングなど支援策を講じている。「これまでバックアップとレプリケーションの市場でトップを確保した。今回のシリーズを発売したことで、イメージ・バックアップの分野でも今後1年以内にトップシェアを獲得する」と自信をみせている。(佐相彰彦)