CA Technologies(バスター・ブラウン社長)は、5月31日、リカバリ・マネジメント製品「CA ARCserve r15」シリーズを発表した。「CA ARCserve D2D r15」と「CA ARCserve Backup r15」を6月14日、「CA ARCserve Replication / High Availability r15」を7月1日に出荷を開始する。「低コスト」「簡単」を武器に、販社への支援を強化することで、SMB(中堅・中小企業)を中心に需要を掘り起こす。

 小規模システムを開拓するうえで同社がポイントに据えたのが、低価格での提供。製品価格は、「D2D r15」が8万円から、「Backup r15」で15万円から、「Replication r15」でファイルサーバー専用版が9万8000円から、標準版が19万8000円から、「High Availability r15」のファイルサーバー専用版が22万8000円から、標準版が39万8000円からに設定している。

 「D2D r15」は、新たにディスクベースのイメージ・バックアップを追加した。小規模システムの管理環境には、「十分なIT管理者を確保できない」「ITに十分なコストをかけられない」「運用方法が分からない」などの課題がある。するため、「D2D r15」はこのような問題を解決のし、ユーザー企業が簡単にデータ保護ができるという。

 このほか、ブラウザベースのシンプルなインタフェースやブロックレベルの継続的な増分バックアップ、仮想環境に対するデータ保護などが特徴となる。

 バックアップ製品の「Backup r15」は、システム全体を構成図に似た階層形式で視覚化する「Infrastructure Visualization機能」が売り。レプリケーションソフト「Replication / High Availability r15」は、1台のサーバーで複製できる「シングルサーバ・レプリケーション」、複数のシナリオを束ねて同時に切り替える「グループ管理」などの機能を追加したほか、仮想マシンの無停止テストができるなど、仮想環境の対応を強化している。

 江黒研太郎ストレージ・ソリューション事業部長は、「販売パートナーに対して新製品の機能や市場投入の意図などを話したところ、多くが需要の掘り起こしに前向きな考えを示しており、手応えを感じている」とアピールした。

 販社支援については、技術面でのバックアップや、レプリケーションによる仮想環境の保護方法を解説したホワイトペーパーの発行、ハンズオンセミナーや仮想環境バックアップ方法のトレーニングを無償で開催。販社との協業の強化で、江黒事業部長は、「これまでバックアップとレプリケーションの市場でトップを確保した。今回のシリーズで、イメージ・バックアップの分野でも今後1年以内にトップシェアを獲得する」と目標を明確にした。

江黒研太郎事業部長