「街の電器屋さん」を目指す

大塚裕司 社長
 2011年度(11年12月期)は、全体を通じて苦労の1年だった。11年度の当初は、2008年のリーマン・ショック以降の不況を脱し、低迷からの浮上を期待できるフェーズに入ったと認識していた。しかし、3・11の大震災や欧州危機、タイの水害などで状況は一変。急ブレーキがかかったことはいうまでもない。

 実際には、IT商材がどこまで順調に供給されるかを見極めながら、業績見通しを据え置きつつ、震災で被害を受けた顧客などの復旧・復興を最優先に全力を傾けた。

 その一方で、当社は幅広い商材を扱っているので、流通が途絶えた商材以外の別の製品・サービスを提案し、一度も業績予想を下方修正することなく進捗することができた。そしてまた、「創業50周年」の記念式典も実施して、一つの節目を迎えることができた。

 2012年度の国内IT市場環境は、3月の年度末商戦に向けて、西暦2000年問題(Y2K)で導入されたパソコンやサーバーの二巡目の更新需要が高まる状況にある。また、WindowsXPのサポート終了やIPv4の枯渇によるIPv6との共存・移行も必要になる。11年度に引き続いて、コスト削減や生産性向上に加え、消費電力の削減、ワーキングスタイルの改革なども重要な課題だ。「コスト削減」「生産性向上」「消費電力の削減」を軸として、顧客に親しみを感じてもらえる「街の電器屋さん」を目指す。