トランジション
製造業にたとえれば、生産体制を世界規模で最適化させる体制へと移っており、情報サービス業でも客先設置型のシステムからクラウドを軸としたサービス化への移行期にある。ユーザーとの関係をさらに深めていくためにも、むしろ積極的に当社自身がユーザーに先んじてトランジションしていくことが求められている。
当社は、2012年5月に1300ラック相当の最新鋭「第5データセンター(DC)」を開業し、中国やASEANをはじめとするアジア市場での足場固めを進めてきた。第5DCの1ラックあたりの処理能力は旧世代DCのざっと5~6倍は発揮できることなどが評価され、すでにおよそ3分の2は受注見通しが立った。また、2013年早々には、当社が独自に開発したエンタープライズクラウドサービス「absonne」のシンガポールリージョンの第1号ユーザーが稼働を始める。海外でのサービス事業も、ユーザーとともに一段と拡充していく。