日立システムズは、国内向けに開発したリース業向け基幹業務パッケージソフト「LeaseNavi」は中国では通用しないという感触を得た。そこで打って出たのが、中国でのリース業務のノウハウをもつ日立建機中国法人との連携である。日立建機のリース実務の経験を参考にして、日立システムズは中国のリース会社がすぐに使える独自のパッケージソフトの開発に着手し、今年12月をめどに中国での販売を始める予定だ。
グループのノウハウをフル活用

日立(中国)信息系統
藤本昌也
副総経理 中国のリース業は、今、起業が相次いでいる。日立システムズの実質的な中国拠点を担う日立(中国)信息系統の藤本昌也・市場戦略営銷センター副総経理は、「少し前に上海地域のリース会社を調べたところ140~150社だったが、直近では200社を超えている」と、急速に増えている様子を話す。中国全土の主要都市でも軒並み増えていると推測して、日立システムズではIT投資余力があまりない若いリース会社でも容易に使えるよう商品に仕立てる考えだ。
すでに業務フローが確立されているリース会社では、カスタマイズの頻度が高まるが、起業間もないリース会社なら「パッケージの内容に業務を合わせやすい」(藤本副総経理)と、新規導入をメインに捉え、できるだけカスタマイズを行わない方式で拡販。向こう5年で100社規模に納入し、中国でのヒット商材に育てる。(安藤章司)