梶本繁昌 社長
 2013年は、ユーザー企業のサーバーを運用・監視するハウジングサービスなどを提供するデータセンター(DC)事業が活況を呈した。13年10月にDCの新棟を開設し、面積を1200ラックに拡張している。現在、引き合いをいただいて商談を進めているのは、その3倍となる3600ラック。つまり、DCの需要に確かな手応えを感じているというわけだ。

 しかし、活況であることと相反するようだが、大型案件はなるべく獲得しないことを方針に掲げている。大型案件は、ラックスペースを一気に埋めることができる反面、そのお客様がDCを出ていけば売り上げが大きく落ち込むというリスクがあるからだ。DCの面積をバランスよく販売することによって、経営の安定化を図っていきたいと考えている。

 ハウジングなど、DCの「ハード」面でのビジネスを踏まえて、今後は、SaaS型のアプリケーションを中心とする「ソフト」面でもポートフォリオを拡充し、売り上げの拡大につなげていく。アプリケーションは、ラックあたりの利益率がハウジングに比べて高いので、SaaSビジネスに注力することでDC事業の利益の増大を目指す。SaaS型の商材は、「自社ブランドで展開していただいてもかまわない」という方針を打ち出して、OEMのかたちでシステムインテグレータに提供し、拡販に結びつける構想だ。

 また、SaaSは国内にとどまらず、アジア各国でも販売することによって、ビジネスのグローバル展開を本格化していきたい。