嶋本正 社長
 2015年は創立50周年を迎える大きな節目で、長期経営計画「Vision 2015」の最終年度でもある。次の長期経営計画を固める年でもあることから、キーワードは「次のビジョンのスタートライン」とした。

 「Vision 2015」では年率7%で売上高を伸ばせる実力と、営業利益率13%を安定的に確保できる事業ポートフォリオを目指してきた。その結果、一時は伸び悩んだ売上高も2012年3月期から一貫して右肩上がりとなり、今期(2015年3月期)は過去最高の売上高の4000億円の達成を見込んでいる。上期(2014年4~9月期)の売上高伸び率は前年同期比8.1%と好調だ。

 次のビジョンの方向性だが、M&A(合併と買収)をがんがんやっても売り上げを伸ばすことにはならない。当社のM&Aの目的は、自社の強みをより深く掘り下げることに絞り込んでおり、成長実績は自社内部の商品やサービスの競争力強化の結果だと自負している。

 したがって次のビジョンも、当社の強みをより伸ばす点に力を入れていく。その一方で、従業員が健全に働き、女性も積極的に参加することができる「健康経営」や、決して“3K”と揶揄されない情報サービス業への変革に取り組んでいきたい。

 足下の国内市場は「前向きに取り組もう」という雰囲気が強く、私たち情報サービス業にとってもフォローの強い風が吹いている。アジア近隣をみても中国やASEAN、インドの成長余地も大きいことから、2015年は一段と成長を期待できる年になりそうだ。