東川清 社長
 成熟市場といわれて久しい国内情報サービス市場だが、自らの強みをとことん伸ばすことで、2015年は、成長を一段と加速していく。裏づけとなるのは、国民健康保険料などの徴収率を高める業務支援に強みをもつアイ・シー・アールグループを、2014年7月に当社グループに迎え入れたことだ。

 当社はクレジットカードなど民間分野の債権管理システムの開発で大きな強みをもつが、自治体など公共分野は、民間の債権管理のノウハウやシステムを応用できる有望市場だ。とはいえ、民間とは債権に対する考え方が異なる部分も少なくなく、こうしたノウハウをもつアイ・シー・アールに加わってもらったことで相互補完が可能になる。M&A(合併と買収)効果で年商も単純合算で20%近く増える見通し。

 また、2015年3月には、当社初の海外案件となる債権管理システムがタイで稼働する予定だ。ASEANではクレジットカードなどの金融サービスが急成長していて、債権管理システムに対する需要も高まっている。当社はASEANを中心とする海外成長市場で、今後3年の間に10システムほどの受注を見込んでいる。

 再び国内に目を向けると、アイ・シー・アールが加わったことで、佐賀、熊本、福岡、名古屋、神奈川などの拠点が増えた。当社は東名阪が中心だったこともあり、こうした拠点は西日本方面の営業力強化につながる。国内や海外のビジネスの方向性はみえてきた。後は成長に向けてドライブをかけていくのみだ。