アムル・ラクシュミナラヤナン 社長
 ソーシャル、モバイル、アナリティクス(ビッグデータ分析)、クラウドの頭文字をとった「SMAC」が、情報サービスビジネスの目下の潮流だ。これにセキュリティを加えて「SMACS」などとする向きもあるが、私はあえてロボティクスを加えた「SMAC+ロボティクス」になるとみている。

 コンピュータの世界でロボティクスといえば、IBMの「Watson」が有名だが、システム構築やソフトウェア開発を主力とする当社では、こうしたロボティクスの技術を、いかにアプリケーションとして実装していくかが重要になってくる。

 当社は三菱商事系の旧アイ・ティ・フロンティア(ITF)と、インドのタタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)の日本法人とが合併し、TCSが51%、三菱商事が49%出資し、2014年7月に発足した。TCSは日本を含む世界46か国と地域に拠点を展開し、30万人余りの従業員を擁するITベンダーであり、旧ITF単独ではカバーできなかった領域も、今回の合弁によってカバーできるようになった。

 「SMAC+ロボティクス」もカバー可能になった領域の一つであり、例えばモノや人、空間などを幅広くインターネットにつなげるIoT/IoEビジネスの拡大も視野に入れている。旧ITFがもっている日本の顧客との強いコネクションと、TCSがもつグローバル規模の知見やロボティクスの技術などと組み合わせていくことで、2015年は、日本で新しいビジネスを大いに伸ばしていく。