私事になるが、2013年1月に株式会社BCNに入社し、その3カ月後に業務ソフトの担当記者になった。ちょうどfreeeが、参入障壁の高かった中小企業向けの基幹業務ソフト市場に登場した新興クラウド業務ソフトベンダーとして脚光を浴び始めた時期だった。いまや週刊BCNの読者でfreeeを知らない人は少数派だろう。毀誉褒貶(きよほうへん)はあるものの、彼らが市場のクラウド化やFinTechへの取り組みをけん引したことは事実だ。代表取締役で創業者でもある佐々木大輔さんに初めてインタビューしたのは14年初頭だった。以来、私にとって佐々木さんは常にその動向が気になる存在だった。(取材・文/本多和幸 写真/大星直輝)