2015年設立のPOPER(ポパー)は、学習塾の業務を効率化するサービスを提供しています。特徴は、“保護者とのコミュニケーション”のサポートに力を入れていること。かつて塾を経営していたという創業者の栗原慎吾さん自身の経験が、機能に反映されているそうです。
Company Data会社名 POPER
設立 2015年1月
所在地 東京都千代田区
事業内容 学習塾専用コミュニケーション&業務管理アプリ「Comiru」
URL:https://poper.co/ どんな会社なの?学習塾に特化したSaaSを提供している会社です。
POPERは、塾業務を効率化するクラウドサービス「Comiru(コミル)」を提供。「塾ではアナログな作業が多く、請求業務や成績管理など、紙の業務を効率化させて、先生たちが最優先で取り組むべきである、生徒や保護者と向き合うことを支援する」ものです。
具体的には、保護者とのコミュニケーション機能として、指導報告書作成やお知らせ、生徒の入退室管理機能などと、業務管理機能として成績管理や座席管理、請求書、カード決済などの機能を備え、「塾のバックオフィス業務全般を網羅している」といいます。
何が強みなの?
栗原慎吾
代表取締役保護者とのコミュニケーション機能です。
学習塾向けのITツールとして、特に同社が重視してるのが保護者とのコミュニケーション機能。指導報告書はこれまでに累計250万件ほど発送されているそうです。保護者とのコミュニケーション機能を備えた学習塾向けアプリは「他にあまりない」とのこと。
保護者側では専用のスマートフォンアプリから利用するだけでなく、PCからでも閲覧できます。また、LINEとも連携してリアルタイムに情報を受け取ることが可能です。塾側では、送信した指導報告書やお知らせの既読/未読を確認することができ、分析して業務や保護者とのやり取りの改善に役立てることができます。
今後の方向性は?機能強化やターゲット市場の拡大に力を入れていきます。
Comiruは16年3月に提供をスタート。現在までに、約500社1700教室で導入されているそうです。中小規模の学習塾の利用が多いですが、大手塾も採用し始めていることから、基幹システムとの連携など「エンタープライズ向けでも耐えられるような業務の深い部分まで機能拡張していきたい」としています。
また、英会話教室や学童保育型の塾などの「似た課題を持つ市場」へサービスの横展開も行っていく考え。社内にその市場に特化した営業組織を設けることも検討しています。
よろしくPOPER
栗原さんはPOPERの創業以前に学習塾を経営。「塾はアナログな業務が多く、生徒と向き合えなくなる」ことに課題感を持ったそうです。「業務のキモになる」という保護者とのコミュニケーションに注目して、Comiruを開発。リリース当初は指導報告の機能のみだったそうですが、年々機能が増加。今後も機能を拡張し、さらに多くの塾での利用を目指しています。POPERは「学習塾向けコミュニケーション&業務効率化ツール」でイッポ前へ!