2017年設立のZuva(ズウバ)は、海外スタートアップ企業の情報分析プラットフォームを提供している企業です。興味のある海外スタートアップを簡単に検索して出会えるようにすることで、ユーザー企業の新規事業創出を支援しています。櫻井崇之代表取締役にお話をうかがいました。
Company Data
会社名 Zuva
設立 2017年12月27日
所在地 東京都中央区
事業概要 海外スタートアップに特化した情報プラットフォーム「ZUVA」の運営
URL:https://zuva.io/
どんな会社なの
世界100万社のスタートアップに特化した情報分析プラットフォーム「ZUVA Pro」を提供しています。
櫻井崇之 代表取締役
ZUVA Proは、米国・中国を中心とした約100万社の海外スタートアップの情報を分析できるサービスです。外部の情報提供会社やニュースサイト、M&A、投融資などの情報を収集してデータべースを構築。独自のアルゴリズムによって企業を約700の産業に分類し、数値化することで、「どういう企業がどういう人と一緒に事業を展開しているのか、簡単に検索できる仕組み」になっているといいます。これにより、ユーザー企業の新規事業創出のための情報収集や出会いを支援しています。
また、海外スタートアップの情報を提供するだけでなく、その先の出資や業務提携など、「新規事業創造の手伝いまで力を入れる」ことに、他社サービスと比べた優位性があると説明。今年5月には、コンサルティング会社のフロンティア・マネジメントと、新規事業創出に関わるコンサルティングやM&Aアドバイザリーの提供で資本業務提携しています。
導入実績は
約300社の企業で利用されています。
ZUVA Proは月額5万円で提供。また、スタートアップの基本的な企業情報やニュースなどに限って利用できる無償版も用意しています。現在、有償・無償合わせて約300社が導入しており、業種は問わず、大企業の経営企画や新規事業の担当者が利用しているといいます。日本語で使えることや、海外、特に中国のスタートアップ情報が豊富にあることなどを評価されることが多いそうです。中国のスタートアップ情報に関しては、スタートアップに特化した中国の情報提供会社の企名片(QMP)と日本における独占契約を結んでいることが強みとなっています。
今後の方向性は
データ連携型サービスを強化していきます。
今後は、ユーザー企業が気になるスタートアップの情報を基に、Zuva側で類似する企業をデータべースの中から自動的に抽出し、顧客に通知する“データ連携型サービス”の提供に力を入れます。現在は一部企業においてトライアルを行っており、来年1月中旬にリリース予定。「これがうまくいくと、グローバルのメジャーなスタートアップ情報サービスとも伍していけるのではないか」と期待を込めています。
よろしくZuva
ZUVA Proは今年2月に提供を開始。すでに大企業を中心に多数の企業が利用していますが、「中堅企業にも使ってほしいと思っている」と櫻井さん。今後、売上高数十億円規模の中堅企業にもアプローチを強化していきたい考えです。Zuvaは「海外スタートアップの情報分析プラットフォーム」でイッポ前へ!